第一次世界大戦~満州事変(大正8年~昭和11年/1919~1936)
作詞 八木沼丈夫
作曲 藤原義江
どこまで続く泥濘ぞ
三日二夜を食も無く
雨降りしぶく鉄兜
雨降りしぶく鉄兜
嘶く声も絶え果てて
倒れし馬の鬣を
形見と今は別れ来ぬ
形見と今は別れ来ぬ
蹄の跡に乱れ咲く
秋草の花雫して
虫が音細き日暮れ空
虫が音細き日暮れ空
既に煙草は無くなりぬ
頼むマッチも濡れ果てぬ
餓え迫る夜の寒さかな
餓え迫る夜の寒さかな
さもあらばあれ日の本の
我はつわもの予ねてより
草生す屍悔ゆるなし
草生す屍悔ゆるなし
ああ東の空遠く
雨雲揺りて轟くは
我が友軍の飛行機ぞ
我が友軍の飛行機ぞ
通信筒よ乾パンよ
声も詰まりて仰ぐ眼に
溢るるものは涙のみ
溢るるものは涙のみ
今日山狭の朝ぼらけ
細く幽けく立つ煙
賊馬は草を食むが見ゆ
賊馬は草を食むが見ゆ
露冷えまさる草原に
朝立つ鳥も慌し
賊が油断ぞひしと寄れ
賊が油断ぞひしと寄れ
面輝やかしつわものが
賊殲滅の一念に
焔と燃えて迫る見よ
焔と燃えて迫る見よ
山こだまする砲の音
忽響く響く鬨の声
野辺の草を紅に染む
野辺の草を紅に染む
賊馬諸共倒れ伏し
焔は上がる山の家
差し照れる日のうららけさ
差し照れる日のうららけさ
仰ぐ御稜威の旗の下
幾山越えて今日の日に
会う喜びを語り草
会う喜びを語り草
敵にはあれど遺骸に
花を手向けて懇ろに
興安嶺よいざさらば
興安嶺よいざさらば
東亜細亜に国す我が日本
王師一度行く所
満蒙の闇晴れ渡る
満蒙の闇晴れ渡る
作曲 藤原義江
どこまで続く泥濘ぞ
三日二夜を食も無く
雨降りしぶく鉄兜
雨降りしぶく鉄兜
嘶く声も絶え果てて
倒れし馬の鬣を
形見と今は別れ来ぬ
形見と今は別れ来ぬ
蹄の跡に乱れ咲く
秋草の花雫して
虫が音細き日暮れ空
虫が音細き日暮れ空
既に煙草は無くなりぬ
頼むマッチも濡れ果てぬ
餓え迫る夜の寒さかな
餓え迫る夜の寒さかな
さもあらばあれ日の本の
我はつわもの予ねてより
草生す屍悔ゆるなし
草生す屍悔ゆるなし
ああ東の空遠く
雨雲揺りて轟くは
我が友軍の飛行機ぞ
我が友軍の飛行機ぞ
通信筒よ乾パンよ
声も詰まりて仰ぐ眼に
溢るるものは涙のみ
溢るるものは涙のみ
今日山狭の朝ぼらけ
細く幽けく立つ煙
賊馬は草を食むが見ゆ
賊馬は草を食むが見ゆ
露冷えまさる草原に
朝立つ鳥も慌し
賊が油断ぞひしと寄れ
賊が油断ぞひしと寄れ
面輝やかしつわものが
賊殲滅の一念に
焔と燃えて迫る見よ
焔と燃えて迫る見よ
山こだまする砲の音
忽響く響く鬨の声
野辺の草を紅に染む
野辺の草を紅に染む
賊馬諸共倒れ伏し
焔は上がる山の家
差し照れる日のうららけさ
差し照れる日のうららけさ
仰ぐ御稜威の旗の下
幾山越えて今日の日に
会う喜びを語り草
会う喜びを語り草
敵にはあれど遺骸に
花を手向けて懇ろに
興安嶺よいざさらば
興安嶺よいざさらば
東亜細亜に国す我が日本
王師一度行く所
満蒙の闇晴れ渡る
満蒙の闇晴れ渡る
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