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第一次世界大戦~満州事変(大正8年~昭和11年/1919~1936)
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作詞 佐藤忠之助
作曲 山田栄一


暁寒き北満の
鉄路も暗き急行車
銃火浴びせて襲い来る
さても小癪な匪賊共

応戦するも武器はなし
女子供に怪我さすな
覚悟は決めた人質に
ままよどこでも曳いて行け

荒野の沼地踏み分けて
土に伏すとも同胞の
生命の為だ必ずや
救援隊はきっと来る

泥柳を分けて窺えば
陸戦隊の漕ぐボート
すわこそ監視の匪賊共
銃を揃えしその刹那

躍り出たる犠牲の
男村上粂太郎
歓呼の如くに大声に
「日本人はここにいる!」

叫ぶやいなや匪賊共
慌てふためき撃ち出す
弾丸に怯まず堂々と
「日本人はここにいる!」
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作詞 長田幹彦
作曲 橋本国彦


「敵艦見ゆとの警報に接し
連合艦隊は直ちに出動
これを撃滅せんとす
本日、天気晴朗なれども
浪高し」

我が皇国の荒廃を
この一戦に決せんと
誓いは堅し決死の覚悟
怒涛を蹴って奮進す

勇武に誇る旭日旗
艨艟海を壓すれば
砲煙昏く海波は叫び
忽ち敵を撃滅す

皇国に命捧げたる
忠誠無比の群神
勲は高しひれ伏す御稜威
名は万代に輝かん

英魂土に鎮もりて
護国の神と仰がるる
無言の聖 至誠の鑑
遺徳は永久に匂うらん
西川好次郎 東京音楽学校

静かに明くる夜の帳
瑞雲籠むる大八州
朝日ただ射すこの国に
今歓びの声満ちて
日嗣の皇子は生まれましぬ
日嗣の皇子は生まれましぬ

豊葦原の中つ国
皇孫行きて治めよと
神の宣らせし大詔
今宛がらに承けまして
日嗣の皇子は生まれましぬ
日嗣の皇子は生まれましぬ
作詞 北原白秋
作曲 中山晋平


日の出だ日の出に
鳴った鳴ったポーオポーオ
サイレンサイレン
ランランチンゴン
夜明けの鐘まで
天皇陛下のお喜び
皆々拍手
嬉しいな母さん
皇太子さまお生まれなすった

日の出だ日の出に
鳴った鳴ったポーオポーオ
サイレンサイレン
ランランチンゴン
夜明けの鐘まで
皇后陛下お大事に
皆々涙で
嬉しいなお日様
皇太子さまお生まれなすった

日の出だ日の出に
鳴った鳴ったポーオポーオ
サイレンサイレン
ランランチンゴン
夜明けの鐘まで
日本中が大喜び
皆々子供が
嬉しいなありがとう
皇太子さまお生まれなすった
作詞 第十四旅団司令部
作曲 村越国保 



一番 大詔畏みて 盟邦の闇払うべく 昭和七年秋深く 兵馬三千海を越ゆ 

二番 目ざすは何処東辺の 緑林深く嘯ける 賊魁汝 唐聚伍 先ず軍神に贐けむ

三番 征衣繕うひまもなく 寒雲低き白樺や 大興安の嶺越えて 懸軍長駆賊を討つ

四番 敵は熱河ぞ沙帽山 廟嶺・凌原打ち破り 轍に呻く賊の群 追い撃て地(つち)の極みまで

五番 仰ぐ御陵威の旗風に 東亜の闇は今晴れぬ 友よ歌わん声高く 混成十四の健男児
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