満州事変
第一次世界大戦~満州事変(大正8年~昭和11年/1919~1936)
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2024/11/22 (Fri)
肉弾三勇士の歌
渡部栄伍 古賀政男
昭和七年二月の
二十二日朝まだき
残月掛かる大空を
仰ぎて誓う三勇士
水筒の水酌み交わし
廟行鎮を取らずんば
皇軍進む道なしと
決死の覚悟三勇士
鉄条網は十重二十重
破る任務は我にあり
爆薬筒に火を点じ
胸に抱きて三勇士
敵前実に十メートル
我と我が身を投げつけて
骨肉共に飛び散りぬ
壮烈無比の三勇士
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2007/12/11 (Tue)
1932(昭07)
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トコ張さん
柳 水巴 中山晋平
親の譲りの東三省を
灰にするのも天の罰
チョッカイ出したが身のつまり
トコ張さん、どうしたね
頼む連盟の綱さえ切れて
何と施肇基巴里の空
チョッカイ出したが身のつまり
トコ張さん、どうしたね
耐えた耐えた癇癪玉を
今日ぞ飛ばせる機関銃
チョッカイ出したが身のつまり
トコ張さん、どうしたね
尻尾巻き巻き黒龍は逃げる
三日天下の馬占山
チョッカイ出したが身のつまり
トコ張さん、どうしたね
軍馬嘶けあの高梁の
蔭にゃ戦友の墓がある
チョッカイ出したが身のつまり
トコ張さん、どうしたね
掲げて行きたや学良の首を
故郷の親父へ手土産に
チョッカイ出したが身のつまり
トコ張さん、どうしたね
2007/12/11 (Tue)
1932(昭07)
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一寸出て来い
佐藤惣之助 佐々紅華
一寸出て来い蔡廷楷
腰の軍刀が泣いている
物見遊山に海山越えて
出征したのじゃ無論ない
これでお前も日本へ帰りゃ
伝家の宝刀が収まらぬ
夜毎夜毎に荒れては困る
一寸出て来い蔡廷楷
2007/12/11 (Tue)
1932(昭07)
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従軍記者の唄
松村又一
陸軍戸山学校軍楽隊
満蒙風雲急を告げ
皇軍苦闘討伐の
砲煙弾雨戦績を
探り母国へ報道の
任務は重し身は軽し
若き筆士は健気にも
慈愛の父母や同胞を
捨てて新聞報国の
血染めの鉄筆肉弾に
従軍記者の腕は鳴る
思えば悲し戦陣に
賭くる使命も事なかば
哀れ匪賊の襲撃に
翼折られて羽ばたきも
飛べぬ無念の満州路
恨みは尽きぬ高梁の
火煙に憤怒生き不動
流るる血潮に肉魁は
永遠に残りて満蒙の
土とはなりて護るべし
2007/12/11 (Tue)
1932(昭07)
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塹壕の夢
作詞 西條八十 作曲
中山晋平
雪の満州の露営の床で
とろり見ましたお前の夢を
可愛いお前に丸髷結わせ
二人楽しい故郷の生活
ほんに見ました私もとろり
恋しあなたと塹壕住居
寝顔眺めてあなたの軍服の
袖の綻び縫う夜の夢を
夢が覚めれば降る弾丸雨飛
高梁畑に夕日が落ちる
遠く鳴る鳴る進軍喇叭
男五尺の血が躍る
待ってますぞ恋しいあなた
姿見えねど心は通う
燃ゆる想いで満州の雪も
溶けてまた逢う嬉しい春を
2007/12/11 (Tue)
1932(昭07)
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