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第一次世界大戦~満州事変(大正8年~昭和11年/1919~1936)
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作詞 富田砕花
作曲 弘田龍太邸

凍りて続く雪の原
ただ一色に国境は
絶えると見えて雲遠く
起き伏す丘の果てし無し
あの丘の影の辺り
共匪の何ぞ隠れたる

鞘を払えば剣太刀
玉散る光いや冴ゆる
抗戦暫し阻めども
密林深く逃げ入れば
赤き霧さえ立ち込めて
掃匪の困苦思うべし

風にも似たる敵影を
求めて得ざる空しさに
今日も日暮れてとぼとぼと
仮寝據地に引き上げる
疲れて重き靴音の
木魂するさえ物足らぬ
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作詞 佐藤惣之助
作曲 古賀政男

見よや広野の国境は
燃ゆる夕陽の空の下
興安嶺の木枯らしも
北に流れて雲早し

馬を馳せれば地の果てに
荒き二十重の鉄条網
警備に凍るこの胸に
散るは霙か雪風か

宵は東の空に出る
星の光の懐かしさ
故郷の妻よ案じるな
俺も元気でやっちょるよ

燃えろペチカよ夜は長い
明けりゃ巡邏か行軍か
たまにゃ出て来い匪賊共
腰の軍刀が泣いとるぞ

護れ国境潔く
犯す奴輩を打ち払い
平和の朝の白雲に
靡け日の丸美しく
作詞 高橋掬太郎
作曲 大村能章

命捧げて来た身じゃけれど
今日も昨日も吹雪の満州
空が曇れば気も暗い

敵の矢玉に恐れはせぬが
くべた生木の煙に咽て
ほろり零した一雫

積もる夜嵐吐息も凍る
雪の満州で背嚢枕
明日の手柄を夢に見る
作詞 島崎藤村
作曲 大中寅二

名も知らぬ遠き島より
流れ寄る椰子の実一つ

故郷の岸を離れて
汝はそも波に幾月

旧の木は生いや茂れる
枝はなお影をやなせる

我もまた渚を枕
孤身の浮寝の旅ぞ

実を取りて胸に当つれば
新たなり流離の憂

海の日の沈むを見れば
激り落つ異郷の涙

思いやる八重の汐々
いずれの日にか国に帰らん
作詞 横沢千秋
作曲 細川潤一

落葉松林に日が落ちて
空に冷たや北斗星
風も他国の思いを乗せて
吹くか広野の国境

冬は氷の丘越えて
町へ六里の橇の鈴
花はいつ咲くオロチョン娘
今日も吹雪に泣いていた

占守岬の波頭
返しゃ他国の岸を打つ
守る勇士の島守り人に
熱く寄せたや花便り

白樺林の夕陽映え
夏の谷間の山桜
胸の想いの悲しく燃えて
愛し懐かし北日本
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