満州事変
第一次世界大戦~満州事変(大正8年~昭和11年/1919~1936)
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2024/11/22 (Fri)
防人の歌
作詞 富田砕花
作曲 弘田龍太邸
凍りて続く雪の原
ただ一色に国境は
絶えると見えて雲遠く
起き伏す丘の果てし無し
あの丘の影の辺り
共匪の何ぞ隠れたる
鞘を払えば剣太刀
玉散る光いや冴ゆる
抗戦暫し阻めども
密林深く逃げ入れば
赤き霧さえ立ち込めて
掃匪の困苦思うべし
風にも似たる敵影を
求めて得ざる空しさに
今日も日暮れてとぼとぼと
仮寝據地に引き上げる
疲れて重き靴音の
木魂するさえ物足らぬ
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2007/12/11 (Tue)
1936(昭11)
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護れ国境
作詞 佐藤惣之助
作曲 古賀政男
見よや広野の国境は
燃ゆる夕陽の空の下
興安嶺の木枯らしも
北に流れて雲早し
馬を馳せれば地の果てに
荒き二十重の鉄条網
警備に凍るこの胸に
散るは霙か雪風か
宵は東の空に出る
星の光の懐かしさ
故郷の妻よ案じるな
俺も元気でやっちょるよ
燃えろペチカよ夜は長い
明けりゃ巡邏か行軍か
たまにゃ出て来い匪賊共
腰の軍刀が泣いとるぞ
護れ国境潔く
犯す奴輩を打ち払い
平和の朝の白雲に
靡け日の丸美しく
2007/12/11 (Tue)
1936(昭11)
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満州吹雪/満州小唄
作詞 高橋掬太郎
作曲 大村能章
命捧げて来た身じゃけれど
今日も昨日も吹雪の満州
空が曇れば気も暗い
敵の矢玉に恐れはせぬが
くべた生木の煙に咽て
ほろり零した一雫
積もる夜嵐吐息も凍る
雪の満州で背嚢枕
明日の手柄を夢に見る
2007/12/11 (Tue)
1936(昭11)
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椰子の実
作詞 島崎藤村
作曲 大中寅二
名も知らぬ遠き島より
流れ寄る椰子の実一つ
故郷の岸を離れて
汝はそも波に幾月
旧の木は生いや茂れる
枝はなお影をやなせる
我もまた渚を枕
孤身の浮寝の旅ぞ
実を取りて胸に当つれば
新たなり流離の憂
海の日の沈むを見れば
激り落つ異郷の涙
思いやる八重の汐々
いずれの日にか国に帰らん
2007/12/11 (Tue)
1936(昭11)
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北の国境線
作詞 横沢千秋
作曲 細川潤一
落葉松林に日が落ちて
空に冷たや北斗星
風も他国の思いを乗せて
吹くか広野の国境
冬は氷の丘越えて
町へ六里の橇の鈴
花はいつ咲くオロチョン娘
今日も吹雪に泣いていた
占守岬の波頭
返しゃ他国の岸を打つ
守る勇士の島守り人に
熱く寄せたや花便り
白樺林の夕陽映え
夏の谷間の山桜
胸の想いの悲しく燃えて
愛し懐かし北日本
2007/12/11 (Tue)
1936(昭11)
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