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第一次世界大戦~満州事変(大正8年~昭和11年/1919~1936)
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作詞 三上卓
作曲 三上卓

汨羅の淵に波騒ぎ
巫山の雲は乱れ飛ぶ
混濁の世に我立てば
義憤に燃えて血潮湧く

権門上に傲れども
国を憂うる誠無し
財閥富を誇れども
社稷を思う心無し

ああ人栄え国亡ぶ
盲たる民世に踊る
治乱興亡夢に似て
世は一局の碁なりけり

昭和維新の春の空
正義に結ぶますらおが
胸裡百万兵足りて
散るや万朶の桜花

古びし骸乗り越えて
雲漂揺の身は一つ
国を憂いて立つからは
ますらおの歌なからめや

天の怒りか地の声か
そもただならぬ響きあり
民永劫の眠りより
覚めよ日本の朝ぼらけ

見よ九天の雲は垂れ
四海の水は雄叫びて
革新の機到りぬと
吹くや日本の夕嵐

ああうらぶれし天地の
迷いの道を人は行く
栄華を誇る塵の世に
誰が高楼の眺めぞや

功名何ぞ夢の跡
消えざるものはただ誠
人生意気に感じては
成否を誰か論う

止めよ離騒の一悲曲
悲歌慷慨の日は去りぬ
我等が剣今こそは
廓清の血に躍るかな
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